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キャラクターが冴えている。単純明快。悪く言えばステレオタイプなのだけれど、映画はそれでいいのではないかと、むしろそうあるべきではないかと。
なかでも従者ルポがいい。ヒッチコックの「三十九夜」でのミスターメモリーを彷彿させます。「三十九夜」のミスターメモリーはラスト、自らの職業意識のために死んでいくのですが、ルポもカサノバに仕える従者という職業意識から、ラスト、ベネチアに残るのです。いいんですね、これ。
冒頭で、色んなものにぶつかっては、色んなものを落としてばかりいて、シャイで落ち着きのないキャラクターとして描かれていたジョバンニ・ブルーニ(チャーリー・コックス)が、ラスト、カサノバから投げられた杖をしっかり受け取るところなんかは、もうビルディングス・ロマンとして最高のサゲなのではと、思わず膝を打ちました。
カメラワークも、カサノバがフランチェスカとパーティーに行くところで、階段を上る二人からカットを割らずパンアップすることで、花火を見せているところが、後ほどその花火の中に気球に乗って上っていく二人の動きを先取りしているようで、すばらしい。
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ヴェネチアにある男がいました。 彼の名は、ジャコモ・カサノバ(ヒース・レジャー)。 百戦錬磨の恋愛の達人でもあり、どんな女性でもたちどころに落としてしまうプレイボーイ。 彼は、ある修道女との情事が露見しそうになり、協会の役.... とにかく、映画好きなもので。【2006/07/13 20:51】

