撮影監督の映画批評

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「バッファロー大隊」(ジョン・フォード)

 先日観た「セントアンナの奇跡」のバッファロー・ソルジャーつながりで、なんとなく「バッファロー大隊」を観直してみた。その素敵なラストについて少し。

 軍法会議での弁護を終えたカントレル中尉(ジェフリー・ハンター)は、弁護資料の書類などを小脇に抱え、部下とともに揚々と回廊を歩いてくる。そこにやってくるメアリー(コンスタンス・タワーズ)を認めると立ち止り、無言のまま部下に書類を渡し、帽子を渡し、剣を渡し、手袋を脱いで投げ渡す。そして去って行く部下、二人だけになる回廊。交わされる愛の言葉、そしてキス。そこに行進の足音が聞こえて来て、引きの画になるとラトレッジ軍曹(ウッディ・ストロード)を先頭にバッファロー大隊がやって来て二人に敬礼をし去って行く。エンディングの曲がかかり、行軍してゆくバッファロー大隊のカットを重ねて映画が終わる。

 メアリーとの対峙を手間取らせるだけの演出が、どうしてこうも幸せな気持ちにさせるのだろうか。逆にそのようにすればいいだけなのだとわかってはいても、フォードがやるようにはいかないところに凄さがある。
 そしてそれを祝福する黒人兵達、高らかに歌われるエンディング。
 何度観てもにやつきを抑えることができない。
 
 
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テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

  1. 2009/08/10(月) 15:39:42|
  2. 映画感想
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Author:中澤正行
撮影監督

主な作品
2006「天使の卵」
同年 第50回三浦賞受賞
2008「あの空をおぼえてる」

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