撮影監督の映画批評

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シューテム・アップ

シューテム・アップ

 監督のマイケル・デイヴィスは、この映画を「ハードボイルド 新男たちの挽歌」(ジョン・ウー)でのチョウ・ユンファの赤ん坊を抱きながらの銃撃戦(赤ん坊がおしっこ=小で火を消し、チョウ・ユンファを助ける)にヒントを得て製作したそうだが、その主人公スミスに「トゥモロー・ワールド」ですでに赤ん坊をとりあげた経験のあるクライヴ・オーウェンをキャスティングしているあたり、すでにうまくできている。(「シューテム・アップ」では赤ん坊の大がスミスを助ける)
 というのも、スミスの隠れ家に入るには、ネズミを使ったルーブ・ゴールドバーグ・マシン(というそうだ。いわゆるピタゴラ装置、「グーニーズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみ)で鍵が開く仕組みになっていて、要はこのようなルーブ・ゴールドバーグ・マシン化したブリコラージュ的アクションが終始展開するからだ。
 ガンアクションもつまるところ単純化すれば、会話シーンと同じでカットバックにいきつく。それでは面白くないと、そのカットバックをルーブ・ゴールドバーグ・マシン化するわけである。
 ルーブ・ゴールドバーグ・マシンのコンテストは、ひとつの工程をどれだけのステップを踏んで行うかで判定されるらしい、「シューテム・アップ」は、一対のカットバックで済んでしまう銃撃をさまざまなステップを踏んで魅せてくれる。
(ちなみにスミスの人参は「ワイルドアニマル」(キム・ギドク)の冷凍サバに比肩する凶器だと思う)
 
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テーマ:シューテム・アップ - ジャンル:映画

  1. 2008/06/01(日) 23:03:18|
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中澤正行

Author:中澤正行
撮影監督

主な作品
2006「天使の卵」
同年 第50回三浦賞受賞
2008「あの空をおぼえてる」

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