撮影監督の映画批評

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ミスト

ミスト

 (ネタバレしてます)
 霧は、その奥に恐ろしい怪物を隠している。最初、霧自体に毒性があるのではというような運びもあったが、そうではないことが程なくしてわかる。
 霧に潜む怪物を強調することで、霧自体にではなく、霧の奥からやってくる怪物が、恐怖の対象となる。
 霧は、恐怖の対象を隠す覆いでしかない。そのように描かれる。(誰も霧自体を恐れることはなくなる)
 次に、極限状況におかれた人間の恐ろしさ=愚かさが描かれる。
 恐ろしいのは、モンスターなのか、あるいは人間なのか?

 この映画のラストが素晴らしいのは、上記の答えがそのどちらでもないことを物語るからだ。

 霧は、モンスターを隠しているから恐ろしいのではなく、時間を隠しているから恐ろしい。本当に恐ろしいのは、時間を隠す霧なのだ。
 霧は、全てを変えるが自らは変わらない時間が形象化したものだ。
 だからラスト、霧の中から主人公を襲うのは、モンスターではなく、モンスターよりも恐ろしい時間なのだ。
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テーマ:ミスト - ジャンル:映画

  1. 2008/05/13(火) 20:19:02|
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著書

プロフィール

中澤正行

Author:中澤正行
撮影監督

主な作品
2006「天使の卵」
同年 第50回三浦賞受賞
2008「あの空をおぼえてる」

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