撮影監督の映画批評

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「once ダブリンの街角で」

once ダブリンの街角で

 巻頭、街角で歌う主人公の男(グレン・ハンサード)は、チップを盗んで逃げる男を追いかける。捕まえた犯人に、小銭を恵む男。
 主人公の職業と、その人となりを簡潔に紹介するファーストシーンを、カメラは距離をとって収めている。ダブリンの街角に立つ、これから始まる物語の主人公となるであろう男を、我々は離れて見つめる。ダブリンの街角から、たまたまこの男をピックアップしてみましたという感じ。手持ち撮影のブレが、その感じを助長している。素敵な導入だと思う。
 
 そして夜、一人街角でオリジナルの曲を奏でる男に、はじめてカメラは近づいていく。男のクロースアップまでいくと、カメラは折り返しトラックバックする。すると往路では誰もいなかったはずの男の前に、それゆえこの物語の主人公たりえる女が佇んでいる。そこでの二人のカットバックはすでに、冒頭の泥棒とのカットバックのようにカメラが距離をとることはない。完璧。

 この二人が出会うまでの運びに比べると、その先の展開に特筆すべきものが見当たらないのは残念。決して悪いわけじゃないんだけどね。

 
 
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テーマ:ONCE ダブリンの街角で - ジャンル:映画

  1. 2007/11/14(水) 17:46:57|
  2. 映画感想
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著書

プロフィール

中澤正行

Author:中澤正行
撮影監督

主な作品
2006「天使の卵」
同年 第50回三浦賞受賞
2008「あの空をおぼえてる」

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